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短期集中コーナー、「毎日ディメンションゼロ その3」

ディメンション・ゼロに関して毎日毎日、書きたいことが山のよーに出てくるのですが、
時間の関係で不定期に更新するコーナーです。

正式発売前の、「毎日ディメンションゼロ その1」「毎日ディメンションゼロ その2」もよろしく。

■06/02/24 はたらくおじさんの章 “少年よ、都を目指せ”





エクスパンションTの白カード
【アポカリプス・エンジェル】
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 
 先日、店員が話し掛けてきました。
「日本には、古来よりヒップホップがあったのです」
「ん? どういうこと?」
「いえ、今日、古文の授業がありまして、僕が朗読したんですが」
「はあ」
「『春は曙。
 YO! YO!
 白くなり行く山際』
とか読むと、授業が破壊されてしまって」
「アホか」
 
 と、言うわけで、春です。(まだ寒いですが)
 
 
 春といえば、別れと出会いの季節。そして受験シーズン。 
 そして、受験を終えた皆様や、中学、高校生の皆様に、ぜひとも参加してもらいたい、君たちだけの春のビッグイベントがあります。
 
 ディメンション・ゼロ ユースチャンピオンシップ。
 大人も子供も全力でぶつかり合う、ガチンコバトルがディメンション・ゼロというゲームですが、実際のところ、社会人と学生では、カード資産に絶大な差が・・・はっきり言って、カードにかける事が出来る、お金の桁が違います(その分、時間はあるのですが)。
 
 ですが! 全国の会場で行われる、この“ユースチャンピオンシップ”は違います。
 中学生、高校生限定!
 大人、無し!
 
 でもって、各地の優勝者は、賞品の“エキスパンションT一箱”以外にも、何と東京での決勝戦に参加するための、交通費と宿泊費がもらえます!
 タダで東京に行けて、一晩泊まれるってことですね。
 
 私見ですが、中学・高校生の多感な時期に、“東京”を見ておくのは、本当に有意義な事だと思います。
 僕は東京に越してきて、本当に・・心底思うのですが、“東京”と、他の街は、徹底的に違うんですよね。
 “東京”は、“首都”。
 “首都”は、日本を代表する街なのですから、世界に向けて誇れる物であるべき。
 そして“東京”という街は、それに見合うものになろうと、成長し続けているように感じられるのです。
 毎日毎日、確実に変化し続け、着実に進化している街。
 
 今から書く事は、東京の人にとっては「あたりまえじゃん」な事なのですが・・僕のように、地方から出てきて、新しい物、センスのあるものをぐんぐん吸収したい、と思っている者にとっては、けっこう感動的な事だったりします。


○空気がきれい 
 マジです。
 車の排ガス規制がどこよりも厳しく、粒子状物質減少装置の装着が義務付けられているため、車がガンガン走っているにも関わらず、さわやか。
 
 5年前に来た時は、「やっぱり東京は埃っぽいな」と思ったのですが、その時から劇的な変化。
 1年前、練馬春日店を作り、新宿に泊まって気付きました。
「星が見える!!」
 そして、明らかに朝の空気がさわやかに変わっていたのです。
 
 そりゃもちろん、自然に囲まれた田舎と比べるわけには行きませんが、同じように車の多い地方都市と比べると、明らかに違います。

 
○緑が多い 
 これもマジです。
 予算が潤沢だからか、街路樹にもよく手が加えられていて、青々としています。
 
 どの町にも公園があり、しかも公園のほとんどが、きちんと地域の憩いの場として機能しています。
 僕の近所には光が丘公園があるのですが、朝からジョギングしているお兄さんに、普通に挨拶されたりします。
 夏になれば、公園内の小川で子供たちが水浴びをしています。
 東京モンはつめたい、なんて、ウソだったのね。


○新しい広告、プロモーションやサービスが行われている。
 例えば、東京中心の環状線である、山手線。
 そこを走っている電車の中には、テレビがあります。
 テレビですよ! 電車に!
 で、そこで、停車駅の情報が流れたり、いろんな商品(テレビゲームとか)のコマーシャルが流れたりしてるわけです。
 
 ついでに言うと、駅に停車した時の音楽も面白くて、例えば“恵比寿町”に止まると、“恵比寿ビールのテーマ”が流れますし、カードキングダム蒲田店のある“蒲田”に止まると“蒲田行進曲”、“高田馬場”では“鉄腕アトムのテーマ”(漫画の設定で、高田馬場に科学技術省があったため)が流れる、といった具合。(すべてJR)

 東京ではこうした、他の町ではなかなか行われないような、革新的で遊び心のあるサービスが行われています。
 
 また、つり革広告のポスター1枚取っても、クオリティが全然違います。かかっている予算が違うので、デザイナーも一流を使っているのでしょう。明らかに完成度の高い物が多いです。
 
 
 これら、「東京はすごい」原因は、ズバリ、“お金”。
 東京を中心とした一都三県には、とにかく人が多く(本当に! あきれるほど!)、人が多いという事は、それだけお金が動くという事なのです。
 
 例えば、電車にテレビを付けるにしても、相当なお金が掛かりますが、ものすごく多くの人が利用する山手線だからこそ、十分なリターンがあるのです。
 
 
 こんな風に、都会の様々な物は、研ぎ澄まされた最先端のセンスのもののみが生き残るようになっていきます。
 そういった、最先端にして予算をたっぷりかけられた“贅沢な”街を見て、若い内に影響を受けておくのは、今後の人生にとって大きな意味があると思うのですよ。
 
 強いデッキを使ってみれば、「強いデッキとは、どんな物か」がわかるように、「進んだサービスやシステムとは、どういうものか」を東京で見て、体験しておけば、その後、どんな仕事に就いたとしても、目指すべきものと、追い越すべきものの具体的なレベルやビジュアルが、つかめるのではないでしょうか。
 これって、ものすごく役に立つ勉強だと思います。
 
 
 
 えーと、話をユースチャンピオンシップに戻しますね。
 
 参加方法ですが、デッキを持って各地の予選会場に行くだけでオーケー。当日受付参加もできます。
 が、万全を期するなら、ブロッコリーに電話して、予約しておいた方が良いでしょう。(各地の会場は最後にまとめておきます)
 
 この春、ディメンション・ゼロのプレイヤーはまた増える事と思います。
 地方では、まだ仲間が揃わなかったりして、雰囲気が掴みにくいところもあるかも知れませんが、大都市ではもう、どこのデュエルスペースでもプレイされています。デッキの多様性もお店ごとに個性があります。
 もちろん地方でも、カードキングダム岡山倉敷店のように、お店の店員さんが中心となって盛り上がっているところもあります。
 お店が力を入れれば、確実に売れるカードゲーム。そんな感じですね。
 
 皆さんも、この“ユースチャンピオンシップ”をきっかけに、強力な対戦チームを結成して、マジで賞金をかせいでみませんか?
 


■お知らせ
 2月25日夜中の12時、オフィシャルホームページで、エキスパンションTの全カードリストが公開!
 もちろん、すべてのカードのテキストが見れるようになるわけだ。
 思わず夜中まで待っていたくなるけど、夜更かしはイカン! 落ち着いて、次の日に見ましょうね。



■ユースチャンピオンシップ・地方予選会場
 
○札幌大会 3月18日(土)
 会場:きょうさいサロン
 住所:北海道札幌市中央区北4条西1丁目 共済ビル7階
 参加人数枠:中学生の部32名/高校生の部32名
 
○仙台大会 3月19日(日)
 会場:ベルエア会館
 住所:宮城県仙台市青葉区一番町一丁目4番3号
 参加人数枠:中学生の部24名/高校生の部24名
 
○東京大会 3月21日(火・祝)
 会場:デジタルハリウッド大学 秋葉原メインキャンパス
 住所:東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル7階
 参加人数枠:中学生の部64名/高校生の部64名
 ※東京大会の事前予約受付は終了致しました。
 
○名古屋大会 3月18日(土)
 会場:I.M.Y会議室
 住所:愛知県名古屋市東区葵3-7-14
 参加人数枠:中学生の部64名/高校生の部64名
 
○金沢大会 3月19日(日)
 会場:キャッスルイン金沢
 住所:石川県金沢市此花町10-17
 参加人数枠:中学生の部32名/高校生の部32名
 
○大阪大会 3月19日(日)
 会場:AAホール本館
 住所:大阪府大阪市中央区淡路町3丁目2番9号
 参加人数枠:中学生の部64名/高校生の部64名
 
○岡山大会 3月18日(土)
 会場:岡山コンベンションセンター
 住所:岡山県岡山市駅元町14番1号
 参加人数枠:中学生の部32名/高校生の部32名
 
○博多大会 3月19日(日)
 会場:アスクビル
 住所:福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目16-25
 参加人数枠:中学生の部32名/高校生の部32名


 詳しくは、オフィシャルホームページのちょっと上側にある、新幹線のバナーをクリックして、大会予定を確認してください。



 ここでCM。
 ディメンション・ゼロ通信販売コーナーでは、おまけ記事付きエキスパンションIボックス予約や、シングルカードの販売を行っております。
 ぜひご覧下さい。
 



■06/02/21 『勝利への計略』白の大陸編

 さあ、白の大陸といえば、今回注目はやはり、このカエル達!




エクスパンションTの白カード
【クラウン・ナイト】
(イラストはクリックで大きくなります)



「蛙どもが戦線に出てきたとなると、マザーが長期戦を覚悟あそばしたってこったな。」聖騎士ホーリーグレイブ

 
 一部で「なんでカエルなんだ?」「かっこいいかどうか、微妙だなぁ」とか言われ、エビと比べてインパクト負けしている按配(あんばい)のカエルさんたちですが、アップでよく見てみると、なかなかかっこよくありませんか?
 

「チェスに例えるなら、フロッグナイトはポーンである。最弱のコマだが、つねに戦線を左右する。」
(【トーナメント・フロアー】フレーバーテキスト)

 
 
 白の大陸の戦力の中核って事みたいですね。
 集団戦術を得意とする彼らをそのまま表現するかのごとく、“団結”の能力を持つ【レッドアイ・ナイト】が、カエルデッキ(ケロロ小隊デッキ?)の中核になりそうです。





エクスパンションTの白カード
【レッドアイ・ナイト】
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 数値データはまだ公開できませんが、使いやすくて(コストが軽くて)、どんどんプランゾーンから出していけるユニットで、おまけに“プランゾーン効果”まで持っている!とだけお伝えしておきましょう。

 この軽量団結ユニットを、さて、何枚ぐらいデッキに入れるべきなのか・・・10枚ぐらい? 思い切って30枚ぐらい?!
 もし大量に投入すればそりゃあんた、プランめくって出して、めくって出して・・って、あっという間にスクエアを埋め尽くせますぜ。
 しかも、プランゾーン効果の支援付きで、【クリスタルフォートレス】のパワーアップまであれば・・と、「こりゃちょっと、試してみたいかな?」と盛り上がってきたところで、冒頭のカエル軍団隊長、【クラウン・ナイト】の能力を公開!(オフィシャルでも公開されてるけどね)
 
 





【クラウン・ナイト】

種別:ユニット
種族:フロッグナイト
タイミング:クイック
召喚コスト:白1無6
移動コスト:白1無2
パワー:6000
スマッシュ:2

効果:プランゾーン効果(このカードがプランゾーンにある場合、以下のテキストが有効になる。)
バトルスペースのスクエアにあるすべての種族「フロッグナイト」のあなたのユニットのパワーを+4000する。

 

 
 
 ずがあああん!・・+4000と来た!
 
 コイツがプランのてっぺんに来た時が、攻め時なのか?!
 ついでに、狙って「好きなタイミングで、プランゾーン効果を発動させる技」が(基本セットのカードで出できる。さて、どのカードかな?)あれば・・戦闘前に突然プランゾーン効果を発動して、コンバット・トリックを仕掛ける事もできるかも?
 
 他にも、中堅を押さえるカエルがあと2種類あるので、けっこう幅広いパワーアップが狙えそう。
 エキスパンションT後に発売の構築デッキは白と赤。その一方はこの“カエル”を使ったデッキとの事だから、ぜひ手に入れて、新機軸の戦いを体験してみたいところだ。
 
 
 さて、ケロロ小隊の話はここまで。他の白のカードについて、お話しましょう。
 
 白の人気カードと言えば、ペガサスとエンジェルが代表格。
 今回新登場のペガサスは2体!
 しかし・・・
 ペガサスだから、例によって「飛んで逃げる」能力はありますが・・・なんと! 今回は能力の発動コストが違います。以前のように、エネルギーを払って飛ぶのではありません。
 どうやって飛ぶのかは、残念ながらまだ秘密。買ってからのお楽しみと言う事で。
 とりあえず今回は、【エックスウイング・ペガサス】の雄姿でご勘弁を。
 



エクスパンションTの白カード
【エックスウイング・ペガサス】
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 また、“ワルキューレ”“ライオン”“パラディン”も、その種族らしい能力を持って1・2体ずつ増えています。
「このコストに支援効果を持った“ワルキューレ”が欲しいよなぁ・・」
とか、
「【ムーンイーター】に勝てるような、もうちょっと堅い“ライオン”が欲しいよなぁ・・」
とか思ってたところに、がっつり入るユニットがズバリ!入ってたりして!



 で、ベースはですね。
 新種族“フロッグナイト”とその団結能力を支援するような、このエキスパンションなではのベースが入っていたり、バトルに対して後ろ向きな、白らしい嫌な戦い方を支援するベースが入ってます。
 

 
 そしてストラテジーは、攻・防両方に使えそうな面白いものが色々あります。
 今回はその中のひとつ、【エンジェル・ソウル】について、ちょっと面白いルール解決テクニックをお教えしましょう。
 



エクスパンションTの白カード
【エンジェル・ソウル】

種別:ステラテジー
タイミング:バトル
コスト:白1

効果:それぞれのプレイヤーは自分のスマッシュゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主のプランゾーンにあるカードを裏向きにした後、持ち主の山札の1番上に裏向きで置く。

プランゾーン効果(このカードがプランゾーンにある場合、以下のテキストが有効になる。)
バトルスペースのスクエアにあるすべての相手のユニットのスマッシュを−1する。

 

 
 さて、このカードを使うタイミングですが、ちょっと面白くて、それなりに強力な、いやがらせタイミングがあります。
 
 例えば、相手が【象砲手バルカン】とかを出すかして、とりあえずスマッシュを受けていた場合を想像してみてくださいね。
 
 さて、相手は「プランゾーンの作成」を宣言し、デッキのトップをめくりました。
 使えるカードではなかったため、相手は「プランゾーンの更新」を宣言しました。
 
 そこで、ちょっと待った!
 「プランゾーンの更新」(作成もそうですが)は、起動型能力ですからスタックに乗ります。
 そしてスタックに乗った行動が解決される前には、必ず割り込むタイミングが発生するのです。
 
 ですので、相手の「プラン更新」にスタックして【エンジェル・ソウル】をプレイします。
 するとどうなるか。
 
    スタック↓
1・【エンジェル・ソウル】
2・「プランゾーンの更新」
 
 まず、【エンジェルソウル】の効果が解決しますので、今、相手がめくろうとしたプランゾーンのカードが裏返り、スマッシュゾーンのカードが、相手の山札の一番上に裏向きのまま乗っかります。
 これで【エンジェル・ソウル】の効果解決が終了し、次にスタックに積まれていた、相手の「プラン更新」に移るわけですが・・・

 プラン更新、できません。

 山札の一番上にプランゾーンをつくる「プランゾーンの作成」と、プランゾーンをめくる「プランゾーンの更新」は、似ていますが、違う行為なのです。

 スタックに積まれているのは、「プラン更新」。
 しかし【エンジェル・ソウル】解決後は、山札の一番上のカードは裏向きになっていて、プランゾーンは存在しません。 
 よって先ほどの「プラン更新」は失敗します。払った1エネルギーはもちろん帰ってきません。
 その上、相手から見れば、エネルギーとしても使えるスマッシュ1まで失った事になります。
 
 いや、知らなかったら普通、てっぺんに行ったスマッシュのカードをめくると思うよね。これは驚き。
 
 どうでしょう? 【エンジェル・ソウル】が強いカードだとは言いませんが、使うタイミングによって、色々面白い現象が起こることをご理解頂けたかと思います。


 「こういったことができるのか。いろいろやれるものだな」と思った方、練馬春日店店長“しまむー”も書いてる、『ディメンション・ゼロ 講座』も参考にしてみてください。こいつを何度か読めば、絶対に数段階レベルアップ出来ます。
 「一度は読んだ」と思う皆さんも、時々読み返してみて下さいね。
(俺も時々読み返して、「ほほぅそうだったのかぁ」とか言ってる)


 ここでCM。
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■06/02/17 はたらくおじさんの章 “ゲームのバランスって何だろう?”




エクスパンションTの赤カード
【フレイム・ソウル】
(イラストはクリックで大きくなります)



 テストプレイヤーとして、よく訊かれる事があります。
「ディメンション・ゼロで、赤が弱くて緑が強いのは、ワザとなんですか?」と。

 すごく難しくて、答えにくい問題です。どう答えても、ほとんど例外なく誤解されたり、異論を差し挟まれたりする事でしょうから。
(それほどにカードゲームに対して、自分なりの意見を持っている人が多いという事でしょう)

 しかしここは、誤解を恐れず、皆さんを信じて僕の考えを書いてみましょう。
 「カードゲームは絶対にこうだ!」では無く、僕はこう考えて製作協力に携わっていると。


 カードゲームのバランスって、何だろう?
 僕は以前、デザイナーである中村さんに、こんな質問をされた事があります。
「池田さん、私がもし、神のようなデザイナーで、『すべてのカードが全く同じ率で使われる、完璧なバランス』を作れるとしたら、それはやるべき事だと思いますか?」

 誤解の無いように言っておきますが、中村さんは、一見、腰の低い当たりの柔らかい人でありながら、その内側にデザイナーとして、強烈な自負と、誇り、自分なりのガッチリとしたゲーム理論をお持ちの方(そしてその分、ゲーム性に対して全責任を負う覚悟も)。
 僕がどうこう言ったからといって、意見がふにゃふにゃ変わるような人ではありません。
 しかし、新しい物を作る人間として、今現在の自分に凝り固まらず、常に新しい考え方、センスを取り入れ、変化していく事に前向きだからこそ、こうして意見を聞いてくれるのです。

 また、僕が一緒に仕事をする人間として、ゲームバランスというものに対して、どういった意見を持っているのか、確認しておこう、と思ったのかもしれません。

 僕はこう答えました。
「すべてのカードを同じぐらいの強さにする、それはやるべきではないでしょう。
  人気が集中し多くの人が『欲しい』と思うカードが一部にあってこそ、それを当てた時の喜びがあります。
 競技としてのバランス、良いカードを当てるというクジ的な楽しみ、清濁併せ持つのがカードゲームならではの魅力だと思います。そのオリジナリティの高い楽しみを、わざわざ失わせる必要はないと思います。

 もうひとつ。初心者救済として。
 これから始めようとするプレイヤーが、『どのカードを憶えれば良いか?』となった時、『すべてのカードが同じぐらい使われるから、200枚すべて憶えろ』ではゲームが始められません。

 『とりあえず良く使われるカードとして、これこれを憶えよう』というパワーカードがあった方が、ゲームを憶えやすいですし、たまたまパワーカードを引き当てた場合、『せっかく引いたのだから使ってみよう!』と、そのゲームを続けるモチベーションになります。

 この優れたシステムを、あえて失わせるゲームデザインは、必要ないと思います」


 中村さんは深くうなづき、「なるほど」と言い、続けた。 
「私のまわりにも、色んな意見の方がいますからね」


 赤が弱い。だからこそ使って、頑張って勝ちたい、という人がいる。
 ディメンションゼロを始めたい。最初は何色から始めれば良いだろう。緑が使いやすくて強いらしい。じゃあ、緑を使ってみるか。

 始まったばかりの、これからプレイヤーを増やしていくべきカードゲームには、理想的な環境なのではないでしょうか。僕はそう思います。

 すべてのカードに、「存在理由」は必要です。
 完全に下位互換のカード(まったく同じコスト・属性で、単純に能力値だけが低いカードの事)があってはいけない。(下位互換カードが5枚目・6枚目として入るデッキがあるなら別ですが)
 しかし、強さにある程度の“ゆらぎ”があって、弱い、強いがあるからこそ、ゲームを盛り上げる人気カードが生まれ、またプレイヤーも、「強いカード」を見つけられるようになった時、上達した喜びを感じられるようになるのではないでしょうか。

 さらに一歩上達すると、「弱い」とされているカードを、「そのカードならではの個性」を生かした勝ち筋を狙えるデッキを組む事ができるようになって来ます。(単純に弱いカードを無理矢理使うということではありません)



 緑が強い。そして赤が弱い。
 また、【大巨人クレーター・メーカー】のせいで、多くのデッキパターンが試せないでいる。

 僕も、このままの状況がずっと続くことがよいとは、思いません。
 僕の今までのショップとしての経験では、同じ環境が半年以上続くと、さすがにプレイヤーも飽き始めます。

 また逆に、環境の変化が激しすぎて、エキスパンションが出るたびに、いきなり以前のデッキが勝てなくなるようなゲームでは・・・常にデッキを作り続けなければいかず、ライトユーザーが付いて来れなくなります。
「さあ、テスト勉強が終わった。1ヶ月ぶりにカードゲームやるぞ」
「あ、そのデッキ、もう、全然勝てないよ」
「何だってー!」 
 これはちょっと、スピーディ過ぎますよね。

 じゃあ、ベストな環境変化はどのぐらいのスピードか、どのタイミングであるべきか。製作スタッフの一員として考えつつ、「プレイヤーの力によるメタゲームの変化」にも大きく期待したいと思います。

 グランプリでの“青緑【水底の歌劇場】”のような、メインデッキに対する対抗(メタ)デッキが“秘密兵器”にならず、もっともっとありふれたものになって、二転三転するメタゲームになってこそ、本当に面白くなってくると思うのです。
 そしてそうしたデッキを開発し、メタゲームを回転させるのは、僕たちではなくプレイヤーの皆さんであるべきだと考えます。

 製作側とプレイヤーの、ガチンコ勝負。
 皆さんがどんなデッキを考えてくれるか、本当に期待しています。

 ここでCM。
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■06/02/12 『勝利への計略』青の大陸編 甲殻海老部隊

 ポスター公開以来、各地で話題沸騰、
「ありゃなんだ?」
「正気か!」
「まて! もしかして・・・カッコいいんじゃないか?!」
と、人々の判断力を狂わせ続けている、注目の新種族。
 それが、新種族“シーフード”! ・・・違った、“メタルロブスター”。通称“えび”です!





エクスパンションTの青カード
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 
 燦然と輝くチャンピオンベルトのあまりのインパクトのため、「エビチャンピオン」とか呼ばれていた謎の存在ですが、その真実の名は
【エビレスラー】!
 ええそうです、そのまんまです!
 
 そういえば“イカレスラー”とか“エビボクサー”って映画がありました。
 この映画自体は面白かったのかもしれませんが、変にヒットして、よく似た映画が乱発されたらどうなるんだろう。
 あやうし、映画界・ハリウッドのスターがイカやタコだらけになったらどうなるんだ、女性との絡みシーンがスゴいじゃねーか、と不安になっていたものですが、やはりそんな事は無く、胸をなでおろしていました。
 
 しかし! 怪しい魚貝類の侵略の魔の手は、何とカードゲーム界、それもハイセンス・ゲームを標榜する、ディメンション・ゼロに伸びてきていたのです!
 
 ぶっちゃけると中村さんセンスですが。
 
「ええ、そうです。おかしいとは思っていたんです。
 自分より大きな武器を持つコロポックルとか、武器と同化したライカンスロープとか、かっこいい設定を作る人なんですが・・・
 ゴルフのグリーンの形をした帽子を被ったり、ワニの口の付いた帽子がお気に入りだったりした人ですからね。
 どこかに、常人とは違うセンスを持っていたのかも知れません」
 以上、中村さんの知人Iさんのコメントでした。



 エビの仲間は他にもいます。いてしまいます。





エクスパンションTの青カード
【エビシーフ】
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 何と言いますか、青いバックに赤い体色が映えて、メタルロブスターは他にはない鮮やかさがありますね。
 メタルロブスターには他にも【エビマジシャン】とかもいますが、とりあえずそれは置いときまして。

 一番でかくて能力も個性的で、今回のエビシリーズの主役! とも言うべきカードは・・・これだ!!
 



エクスパンションTの青カード
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 
 その名は【エビライダー】!!(見ればわかる!) 
 場の他のユニットとチェンジして、つまり入れ替って登場(変身)する大型ユニット! まさに変身ヒーローだ!!
 
『エビライダーのブルース』
 すごいよマサルさん・ヨロシク仮面の歌の節で
 
 
 食卓にぃ よろしく
 晩御飯にー よろしく
 
 キチン装甲が 赤いから
 フライはやめてってばぁ〜
 
「ライダー! シーフードパワー!」
 シュリンプ シュリンプ
 
「こちとら日本海産でぇ!」
 とれたて ぴちぴち
 
 
 剥き身にして よろしく
 晩酌に よろしく
 
 コストが高いけど 強いから
 まともに出ないけど
 
「俺を素出しだって? 正気か?!」
 むりやり むりやり
 
「ぐわぁゲンブだ! また来週〜!」
 しょせんは そこまで


 はっ、つい歌ってしまいました。
 ヒーローを見ると、歌わずにいられないんですよ。あなたもそうですかそりゃ良かった。 
 しかし何ですな。ヒーローっつうより、食べられる海産物としての悲哀しか伝わってきませんな。失敗失敗。
 

 ちょっとマトモに、今回の青の大陸カード、注目の新戦術をご紹介しておきますと・・・この、【エビライダー】の、場のカードと入れ替える・・・という新たな奇襲能力を持つカードがあったり、プランゾーン効果を支援するライブラリ操作能力を持つカードがあったり・・と、例によってテクニック重視のシブい物が揃っているようです。



 最後に、ケルピーファン(競馬ファン)の皆様へ贈り物。フレーバーテキストに、涙して下さい。
 



エクスパンションTの青カード
【サイレンススラッシュ】
(イラストはクリックで大きくなります)

「競海馬史に詳しいバードマンによれば、音より早く突っ走る最強の逃げ馬が存在したらしい。」


 ここでCM。
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■06/02/10 『勝利への計略』緑の大陸編 ノーマルカード・・そのパワー!





「猫に小判」ライカンスロープは、何に同化しているかわからないことの例え。

エクスパンションTの緑カード
【ちらつく猫チェシャ(ちらつくねこちぇしゃ)】
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 先日の報告会で、ついに解禁となったエキスパンションT、新たなカード能力!!
 それは!!
 ノーマルプレイカード。
 
 いや、新たでもなんでもないかも知れませんな。
 ようするに、今までは、 「プレイタイミングは、クイックがバトル」だけだったディメンション・ゼロに、これからは「ノーマルタイミングでしかプレイできないカードが入る」ってだけなんですけど。
 
 しかし! それがすごい!
 サイズがでかい、または、ノーマルになった分、大幅に強いのです!!
 
 つまり、今までは、バニラのカード(特殊能力や効果を持たないカード)ですら、言うなれば「クイックタイミングでプレイできる、有利な能力を持ったカード」だった訳で、その有利さを失った分、サイズがでかくなったり強くなったりするってのは・・・予想できますよね。
 
 つまり、この、ノーマルタイミングカードこそが、“ディメンションゼロの、真のバニラカード”だったわけです!
 
 さて、そのサイズアップの幅ですが・・・(ゴクリ)。
 良いですか中村さん、言っちゃっても?
 皆さんは知りたがってますよ。いや、絶対、聞いたらエキスパンションTに対する期待度、大幅アップですってば。
 つうか、俺も早く使いたいぐらいなんですが。
 良い? 1枚だけ? ひゃっほう! さすがだぜ! 良い子のみんな、いろんな意味で身をよじる覚悟は出来たかい?! いくぜ!





エクスパンションTの緑カード
【カオスビースト・グリフィン】
種別:ユニット
種族:キメラ
タイミング:ノーマル
召喚コスト:緑1無1
移動コスト:緑1無1
パワー:4000
スマッシュ:1
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 ・・・・今までは、2コスト2000、移動1だったのが・・・・移動が2になったとは言え、一気に2000もサイズアップ!
 ・・・こりゃでけぇ。
 
 ここで一旦、興奮を鎮めるために言っておきますが、ノーマルになってのパワーアップは、バランスのために、じゃっかん、「小さな物は大きく、大きな物は少し大きく」というレベルに調整されているとの事。
 アホみたいなデカさ合戦にはならない、と言うことですね。
 
 しかし、これでぐっと、プランからガンガンユニットを出し続けるデッキが、より使いやすく、強くなったと言えるのではないでしょうか。(プランから出すのは、どうせノーマルタイミングだしね)
 
 まさに“勝利への計略(プラン)”。“プランゾーン効果”だけでなく、こういった意味でも、
「プランを制した者が、戦いを制する」
というエキスパンションになっている、と言えるでしょう。
 
 そしてサイズと言えば緑だったのですが、これで他の色にも、サイズで勝てる見込みが出てきたっつー事です。これは楽しみ!


 しかし! 今回は緑の紹介。あえて緑の新たなエース候補をご紹介しておきましょう。
 おそらくは、このセットの人気カードになるであろう、大型ノーマルタイミングユニット、【戦虎タイガーアイ】です!
 



エクスパンションTの緑カード
【戦虎タイガーアイ(せんこたいがーあい)】
(イラストはクリックで大きくなります)

 
 コイツは噂の、箔押しレアカード(カードの一部に光る加工がされたカード。一部のみなので、反ったりはしないそう)になると聞きました。出現率は、普通のレアとまったく同じです。
 間違いなく人気の大型ユニットとなるでしょう!
 俺も新セット、エキスパンションTを買ったら、真っ先にコイツを引きたい、と思っています。
 待ち遠しいぜ!


 ここでCM。
 ディメンション・ゼロ通信販売コーナーでは、おまけ記事付きエキスパンションIボックス予約や、シングルカードの販売を行っております。
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■06/02/06 『勝利への計略』黒の大陸編 “なんやねん、こいつら?”

 ・・・・・まあ皆さん、見てくださいよ。





エクスパンションTの黒カード
【無限時計クライン(むげんとけいくらいん)】

(イラストはクリックで大きくなります)


 ・・・・・ディメンション・ゼロの新カードの絵です。
 ユニットです。種族は“デビルクロック”。

 ・・・・最高やんか!

 いまだかつて、ここまで絵画的で、シュールで芸術性の高い(それはどうか)、カードイラストがあったでしょうか! いや無い(反語)!!

 なんですか、強いのか弱いのか、戦うのか戦わないのかすら、もう、さっぱりわけわかりません。
 攻撃方法は何でしょう? それって痛いの? くすぐったいの? せつないの?
「砂かけるぞうぉー」
「体当たりじゃー。ぎゃー、こっちが割れたー! 慰謝料払えー!」


 すいません。僕の乏しいイマジネーションでは、ここまでしか想像できません。どうやって戦い、何で時計なのか、想像を超えています。
 やりおったな、中村聡。これこそがオリジナリティーですよ。

 “デビルクロック”は、言うまでも無くこの弾からの新種族。1枚ではイメージが伝わらないかも知れません。もう1枚ご紹介しましょう。





エクスパンションTの黒カード
【柔軟時計ダリ(じゅうなんとけいだり)】
(イラストはクリックで大きくなります)


 ううむ。不思議だ。だんだん純粋にカッコ良く見えてきた。しかしこのイラストの、いかにも「古い絵画です」といった演出のひび割れ、明らかに確信犯。イラストレーターさんもノリにノって、良い仕事されています。
(【クライン】、【ダリ】が気になる人は検索してみよう!)

 
 しかしこいつら、一体何なんでしょう?

『生死を超え、時空を超え、因果を歪めてなお呼びかけてくるなんて、よほど困っているのかい?わが友ラインハルト。』時空を歪めるものシュレーゲル
(【幽鬼の谷】フレーバーテキストより)

 お、この“時空を歪めるものシュレーゲル”さんとやらが関係者みたいですよ。なんせ時空ですからね。時空。時計と関係あるでしょう。

 すいませーん、シュレーゲルさん。デビルクロックって何なんですか?

『ああ僕は永遠の命なんかいらない。ただ、あのたったひとつの過ちをやりなおしたいだけなんだ。』時空を歪めるものシュレーゲル
(【柔軟時計ダリ】フレーバーテキストより)
 
 いや、聞いてませんが。 
 何? 過ちって?
 こんなんで赤の新勢力、気合の入りまくった“ブレードマスター”に対抗できるのか、他人事ながら気になります。大丈夫か、時計妖怪たち。 
 俺は強かろうが弱かろうが、時計デッキを組む気満々ですけどね。(デッキネームは“Gショック”としたい)


 
 それにしても、やはり色々気になるディメンション・ゼロのストーリー世界。 
「ディメンションゼロの世界を舞台にした漫画を出して!」
「ぜひアニメ化を!」
という意見が数多く寄せられるのもむべなるかな。

 確かに、基本は、「少年(マキリ)と仲間達が、ヒロインを守って旅をする冒険ストーリー」という普遍的なストーリーなんですが、その世界、舞台設定全てがとても魅力的です。
 ゲームやアニメで形作られた、僕達日本人が持っている、「なんでもありファンタジー」の世界感が、上手くまとめ上げられていて、で、ありながら新しいんですよね。
 エルフが加速装置付きサイボーグだったり、クラーケンが水銀製ロボットだったり、サキュバスがエロかったり。(いや、サキュバスはエロくて当たり前だが)
 
 個人的には、ロード・オブ・ザ・リングのような、映画版で見てみたいなぁ、と思いますが・・・ディメンション・ゼロが、世界的なブームになってからでしょうね。
 
 
 さて、今回はもう1枚ご紹介してみましょう。
 



エクスパンションTの黒カード
【ミラクル・ギャルソン】
(イラストはクリックで大きくなります)

 猿がいる。
 ・・・これは・・・いや、彼は・・・・まあその、種族スケルトンは、アーティストがフューチャーされているとかいないとか。
 フレーバーテキストも見てみましょう。

『ポゥ!』ミラクル・ギャルソン

 いや、ポゥ!ってあんた。
 むう。今の子供たちにわかるかどうか心配だが、むしろわからない方が安心だから良いのだろうか。

 



■06/02/03 『勝利への計略』赤の大陸編 “新能力! プランゾーン効果と団結!”

 復活の“毎日ディメンションゼロ”、第3期連載シリーズ第2話は、エキスパートエディションT・“勝利への計略”のカード紹介!
 今回は『赤の大陸編“新能力! プランゾーン効果と団結!”』です。

 まずは、イラストを紹介しましょう。




エクスパンションTの赤カード
【マスター風車ブレード(ますたーふうしゃぶれーど)】
(イラストはクリックで大きくなります)


 かっけー!
 ポスターで出ているので、見た事のある人も多いでしょうが、ユニットの名前は【マスター風車ブレード】。新種族“ブレードマスター”の一員です!






エクスパンションTの赤カード
【マスター鎌鼬ブレード(ますたーかまいたちぶれーど)】
(イラストはクリックで大きくなります)


 こちらは【マスター鎌鼬ブレード】。こちらも新種族“ブレードマスター”です。


「天使戦争の激化は『遺跡』の防衛プログム“ブレードマスター”の起動を促した。」

「ブレードマスター参戦の報告を受け、マザーパレスは遺跡に活動中のマシン・インテリジェンスが存在すると判断した。」


とのフレーバーテキストから、彼らが、「本気モードの戦闘部隊」なのが見て取れます。
 
 これら“ブレードマスター”は、エキスパンションT“勝利への計略”の新システム・・・“プランゾーン効果”“団結”を体現しています。



■“プランゾーン効果”とは?
 
 デッキのてっぺんの“プランゾーン”に、このカードがある時に、効果が発動する能力です。

プランゾーン効果(このカードがプランゾーンにある場合、以下のテキストが有効になる。)


 つまりですね。例えて言うと・・・ 
「このカードがプランゾーンに置かれている場合、自分のユニットは全てパワー+1000」
とか、そんな感じ。
 つまり、1コスト払ってプランをめくって、そのカードが“プランゾーン効果”持ちだったら効果を発揮、自軍のユニットが全部+1000されるわけです。
 もちろん、もう1回プランしたりドローしたりで、プランゾーンから“プランゾーン効果”を持つカードがなくなったら、この効果は消えます。
(あくまでシステムを理解し、想像していただくための例ですので、現実にこの効果があるとは限りません)
 
 プランをめくれば突然強くなる! たった1コストのプランゾーンシステムにより、ゲームの逆転性、状況変化の可能性が大幅アップ!
 という、かなりドキドキの能力なのです!
 
 各色に5種類ほど(!)もあり、ユニットだけでなく、ストラテジーにもこの能力を持つカードがあります。
 【生命を育む未来】などを使って、積極的に“プランゾーン効果”を狙うデッキも作れそうですね。
 


■“団結”とは?
 
 さあ、すげぇですよ。 
 なんと、この“団結”能力を持つユニットは、デッキに何枚でも入れてよいのです!

団結(このカードはデッキに好きな枚数入れることができる。)

 ええ。40枚全部、同じカードでもOK。

 しかも、“団結”&“プランゾーン効果”を持つカードまであるので・・・
 運任せでなく、「常にプランゾーン効果、発動しっぱなし!」という、クレイジーなデッキ構成まで可能!

 さあ、色々想像してみて下さい。様々なプランゾーン効果を。ドローに関係するものやら、スマッシュに関係するものやら・・・そーいうカードが“団結”で、デッキの2・30枚ほどがそのカードだったら・・・

 同じカードで盤面を埋め尽くし、プランゾーンの効果で強化。
 状況によっては別のカードのプランゾーン効果が出るまでプラン更新を繰り返し、望む効果が発動したところで一気に勝負!
 
 今までのディメンション・ゼロとは、まったく違うプレイ感覚! まるで違うゲームのような楽しさですよ!

 実際にどんな能力のプランゾーン効果があるかは、発売されてからのお楽しみですが、ぜひ一度、自分で考えてイメージプレイしてみてください。相当びっくりします。「こりゃ新しい!」と。


 なになに?
 とは言っても重いカードだと、何十枚もデッキに入れられないだろう、と?
 もっともです。
 しかし、流石は中村さん。せっかくの新能力、新ルールを、“使えない”弱さにはしていません。
 意外と軽いです。コスト。

 ええ、間違いなく実用レベル。楽しみにしていて、裏切られる事は無いでしょう。
 ただちょっと問題があるとすれば、“団結”カードを、何十枚も集めるのは大変じゃー、って事ですね。
 しかしこれは、チャレンジし甲斐のある目標として、ある程度買ったりトレードしてれば、いつの間にか組めるようになっているレベルだろうと思います。
 “団結”持ちカードは常にトレードできるよう、トレードファイルに入れときましょう。

 真っ先に“団結デッキ”を組んでみたい人は、最初からまわりの人に宣言しておいて、頑張ってかき集めに入るのも楽しい事でしょう。(僕は赤で組んでみるぞ!)

 



■06/02/02 連載記事“毎日ディメンション・ゼロ”復活に寄せてご挨拶

 熱き日々、復活!!
 D-0発売前から、本製品発売にかけて、当ホームページにて連載し、ご好評頂いておりました人気コンテンツ、“毎日ディメンション・ゼロ”が、エクスパンション第1弾発売に先駆け、堂々復活と相成りました!

 以前と同じように、様々な情報や制作秘話を、新公開のイラスト画像と共に、ガンガンお伝えして行きます!

 あ、以前の“毎日ディメンションゼロ”は、その名の通り、土日以外は毎日連載しておりましたが、今回からの連載は、4・5日に1回更新となります。

 「どこが“毎日ディメンションゼロ”やねん」と思われるかも知れませんが、タイトル変えると以前とのつながりが難しくなりますし、意味としては、「ディメンションゼロを毎日プレイ!」という掛け声みたいなモンだと思って下さい(苦しいかな)。





エクスパンションTの緑カード
【蜘蛛の巣を纏うフェアリー(くものすをまとうふぇありー)】
(イラストはクリックで大きくなります)


 連載再開に関し、一つ皆さんにご説明しておきたい事がございます。
 以前の連載が、なぜ中断されていたかについて。

 もちろん「発売日がきたから」というのが大きいのですが、一部の小売店様から、「販売店がテストプレイを行い、情報を先に手に入れるのは、不公平なのではないか」とのご指摘もあったからです。

 実際には、先に情報が手に入ったとしても、それを何らかの営業利益に変換する事は、事実上不可能(シングル価格も他のゲームと同じように決めています)なのですが、単に、「なんでカードキングダムだけ。ぷんすか」という、『不公平感』は、どうしても出てくるもの。

 なのですが、メーカーと小売店が協力体制を取り、よりユーザーの声を受け取りやすい環境を作り上げていく事は、他業種では当然のように行われている事です。
 当社が最初にやり始めたから、特別な風に見えただけなんですね。
 要は我々と同じ条件を得る事ができる道筋が、『無いように思われている』事が、問題なのではないかと思ったのです。

 よって、今後ブロッコリーさんでは、当社と同じように製作協力してくれる小売店を、募集していただけるとの事です。
 無論、どんな所でも良いわけではなく、D-0と、カードゲーム業界のために力になってくれる、そしてブロッコリー本社に来て会議に参加できる、具体的な行動力が伴っていなければなりません。
 しかし、仲間は多い方が良いですし、単に不公平だ、と不満を持たれるのも我々の本意ではありませんから、提案させて頂きました。

 さて、当ホームページが、オフィシャルホームページや、雑誌・“ゲームぎゃざ”と並ぶD-0の情報発信元となる事についてですが、これについては、当ホームページはD-0の公認ホームページでもあり、カードゲームを広く扱う、マスコミとしての側面を持っている、という事を明言しておきます。
 最初はそうじゃなかったんですが、前述した小売店様からのご指摘があったため、前向きに受け止めて、はっきりとそうなりました。

 「文句言われたから、やめる」のでは、何も生まれません。
 実際、ユーザーの皆さんから、
「毎日ディメンション・ゼロがあった時、D-0がより楽しく感じられた」
「あれで始めました」
というご意見が、数多く寄せられたのです。

 大切なのは、何でしょうか。
 お客様に、喜んでいただく事です。
 そして、現実に、当ホームページは、数多くの人が読んでくださる、絶大な告知効果を持つ、マスコミなのです。
 だったら、そうだ、『ファミ通』みたいになろう、と考えたんです。
 ニュースもある、広告もある、読者コーナーもある、攻略記事もある。そういった、カードゲーム界のマスコミサイトになろうじゃないか、と。

 そんなわけで、歩みを止めてしまっていた“毎日D-0”ですが、カードゲーム業界の『改革を止めるな』を合言葉に、より多くの皆さんに楽しんで頂けるよう、パワーアップして復活します!


 
 実は、この決断が出来るようになったのは、やっぱりユーザーの皆さんのおかげなんです。
 ディメンション・ゼログランプリ会場にて行った、アンケート調査。
 その、
「ディメンション・ゼロをどこで知りましたか?」
の設問に対して、
「カードキングダムFB徳島を見て」
という答えが、ブッチギリで多かったのです!
 
 ズバリ言って、「テレビCMで」という答えより多いほど!
 
 本当にたくさんの皆さんが、当ホームページを見て下さっているんですね・・・いや、すごく嬉しかったです。(会場でも何度も「いけっち店長さんですか?」と呼び止められました。それにしてもD-0のカードは、ロウが塗っててサインしにくいのが問題やね)
 
 つまりは、当ホームページは、事、カードゲームに関しては、「テレビより告知効果がある」という事実が実証されたというわけで、では、それを情報発信元として使うのは当然の事じゃないか?と言う事なのです。
 
 こうなればもう、器じゃない、なんて言ってられません。
 ユーザーの声をメーカーに届け、その逆も行う橋渡し役として、昔、テレビゲーム業界を確固たるものにした『ファミコン通信』(←『ファミ通』の昔の名前)のように、双方にとって役立つホームページになりたいと思うのです。
 
 もちろん、うちを見て下さっている皆さんは、僕たちを信用して見て下さっているわけですから、つまんないゲームをコマーシャルとして紹介する事は、ありません。
 今まで通り、僕自身が『良いゲームだ』と思うものを紹介していきたいと思います。もちろん、D-0以外、ブロッコリーさんのゲーム以外でも、ね。
 
 そんなわけで、当社と当ホームページは、カードゲーム業界のためにできる事は、何でも前向きにやっていく事に決定しました!
 ユーザーの皆さんが支持してくださる以上、その期待に答える事が最大の責務。もはや一小売店のホームページではございません。それ以上の責任を自覚しつつ、頑張っていきたいと思います。
 それでは、オフィシャルホームページの記事と共に、これからの“毎日ディメンション・ゼロ”にご期待下さい!



■スターティングカップ日程紹介
 1月に発売されたストラクチャーデッキ「暗闇のマーケット」「美女と野獣」のどちらかを選んで戦う、スターティングカップが開催されます。
 優勝者はエクスパンション1BOX(の引換券)!
 参加者には新プロモ【ギガント・ノーチラス】がでます。

 詳しくはオフィシャルの大会情報を確認ください。

□4日(土)
 ゲーマーズ札幌店
 ゲーマーズ名古屋店
 ゲーマーズ神戸三宮店

□5日(日)
 練馬春日店

□12日(日)
 群馬・おもちゃのカタヤマ店
 岡山・倉敷児島店
 徳島店

□19日(日)
 ゲーマーズららぽーと船橋店
 ゲーマーズ立川店

 



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カードキングダム・Future Bee 徳島
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